3切れにおける中盤の戦略

将棋

こんにちは!せいりゅーです!!

今回は「3切れにおける中盤の戦略」について考えていこうと思います!!

(通常の)将棋における中盤戦

さて、3切れという特殊ルールにおける中盤戦をみていく前に、まずは通常の将棋における中盤戦の基本をおさらいしましょう!

・駒の効率で勝つ。

・駒得をする。

・相手玉に、より近いところに争点を作る。

大まかな中盤の考え方は上記の3つとなります!!

終盤戦で競り勝つための土台を作るのが、中盤戦の一番の方針であり、ここが強くなると、将棋の棋力がグッと向上します!!

3切れにおける中盤戦

さて、本題に入っていきましょう!

3切れというルールでは、ただ将棋の内容を良くするだけでは足りず、通常の将棋で大切な3つの考えに加えてもう一つ、重要な考え方があります!

・90秒から120秒、(最低でも60秒、)終盤に時間を残す!!!

です!!

3切れというルールでは、時間がそのまま勝敗に直結するため、恐らく皆さんが考える以上に残り時間というものを気にしなければならないルールであると考えます!

例えば、終盤の入り口、自分残り30秒、相手残り60秒でこちら側が大優勢を取っていたとします。しかし大抵の場合、この条件で勝率が高いのは相手側になるのです…

このことから、中盤戦で読みの深さをある程度許容して、終盤に時間を残した方が、勝率が高くなる、と言えるのです…

上の画像はわたしが考える、およそこのくらいの時間が必要だろうな〜というのをまとめてみたものです!!

このように、1秒の力というのは、時に局面そのものの勝率をガラリと変えてしまうものなのです…

3切れで得られるもの

さてさて、ここまで3切れにおける1秒の大切さについて語ってきた訳ですが、「将棋が強くなれないならやらない!」という選択肢を考えるのはまだ少し早いです!

3切れで時間がなければ勝負出来ないというのはその通りですが、逆に言えば、瞬時に指す能力を鍛える場所でもあるのです!

皆さんは時計がついた将棋、(例えばリアル大会)でこんな経験はありませんか??

「中盤で考えすぎて時間がなくなり、終盤にミスをして負けてしまった…」

わたしもめちゃくちゃ経験がありますし、正直これは、かなり多くの方が経験していると思います…

しかし、3切れをやり込んでいると、この手を指せば壊滅するな、筋はこの辺りかな?というような候補手を絞るという作業が、瞬時にできるようになっていきます!!

結果、終盤に時間が残ってしっかりと最後の勝負ができるようになるのです!!

そうすればようやく将棋の中身を反省することができ、「ここでもっと考えておけば良かった…」など、次に同じミスを犯さないような反省が出来るようになるでしょう!!

中盤の瞬発力が得られるという訳です!

さいごに

3切れにおける中盤の考え方というのは、高段者の中でも意見が割れることが多く、内容を良くするのか、それとも時間を残すのか非常に難しい分野です…

しかし、やり込んでいくに連れ、将棋における「筋」というものを瞬時に把握出来るスキルが高まっていきます。

あくまでもわたしの個人的な考え方で語らせていただきましたが、一つの意見として皆様の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございます!またね!!

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