こんにちは!せいりゅーです!
今回は3切れ六段を持っている私が、3切れにおける1秒の価値を考えていこうと思います!(今回のお話は中級者から上級者向けとなります…)
目次
3切れの勝利条件
当たり前の話になるかも知れないですが、3切れには2つの勝ち方が存在します!!
↪︎①相手の玉を詰まして勝つ。
↪︎②相手の時間をゼロ秒にして勝つ。
この2つです!!
①相手の玉を詰まして勝つ。
これは将棋という勝負に勝つという単純なものですね!時間が切れていない、ということが大前提でありますが、内容で勝ち切るという、強い勝ち方であると思います!!
②相手の時間をゼロ秒にして勝つ。
今回の記事はこちらについて主体的に語っていきたいな…と思っております!!
相手の時間をゼロ秒にして勝つというのは3切れの醍醐味であると同時に、味方につければ強力な武器となり、敵になれば厄介な敗因となることでしょう……
せいりゅーの将棋を参考にするな!
上の写真の例では、局面ではせいりゅーが明らかに負けていますが、相手との時間が大差だったため、時間を切らす方針にシフトし、なんとか勝ちにしたというものです…
実はせいりゅーはほとんどの試合を劣勢で入っていますが、なんとか時間を使って勝利する、みたいな感じで六段まで上がってきました……恐らくかなり特殊な例ですし、六段以上でこのような戦い方をしているのは私だけであると思われます…
内容について参考にするのであれば、正直、私以外の方から学んだ方が良いかと思います!!(YouTubeなどで沢山勉強できる動画があります!)逆に時間の使い方だけに関しては3切れの中で誰よりも上手いプレイヤーだと思うので、そこを参考にしていただければ!と思います!!
終盤に1分は残せ!
さてさて、注意喚起をしたところで本題に入っていきたいと思います!!
「局面は絶対勝ってるのに終盤のラスト30秒になって焦ってミスを連発して負けにしてしまった」
こんな経験はありませんか??
まず結論から言うと、終盤に1分は残ってないと将棋が出来ません!欲を言えば序盤に30秒、中盤に30秒〜60秒、終盤に90秒〜120秒、みたいな感じが理想です!!
終盤を正確にこなすためには、時間がめちゃくちゃ重要になってきます!!
最低限必要な時間をまとめてみました!!
大体こんな感じですね!!
もし、「これじゃ間に合わない…」と感じるのであれば、まだタップの速度を早めることが出来る、ということです!!
逆に言えば、相手が上記の条件よりも短い時間ならば、こちらが劣勢でも十分に勝てる可能性がある、ということでもあります!!
終盤に時間を残すことの重要性がお分かりいただけたかと思います!!
序盤はYouTubeで鍛えろ!
次は、終盤に時間を残すために必要な、序盤、中盤の乗り切り方について考えていこうかと思います!!
まず序盤ですが、これはYouTubeで高段者の方の動画を漁ってその感覚を焼きつける、これに尽きると思います!
これは序盤の研究動画じゃなくても全然大丈夫です!3切れを指すYouTuberの方の冒頭30秒をよく聞いてみてください!すごく当たり前で序盤早々から負けにしないような大事なことを的確に伝えてくれています!!
基本は将棋見たいな〜と思った時に動画をハシゴしていただく感じで良いと思います!
あとは実戦あるのみです!本当は課金して無制限で指し続けて感覚をつかむのが1番速く上達する方法ですが、1日ウォーズ3局でも、序盤を正確に速く指す、というのは一年間続けられれば、もう自分のものに出来ると思います!!とにかく折れずに1日3局指すというのは振り返ればすごい武器になっているはずです!!
中盤は劣勢でも時間では負けるな!
さて、1番難しいのが中盤戦です…
自分が思うに中盤を安定して勝つためにはは本質的な棋力の向上が必要かと思います…道場に行って将棋を指したり、他のアプリでネット対戦をしたり、次の一手問題をやったり…とにかく実戦の将棋に触れることが1番となります!!
しかし、確実に言えることは、時間だけは残さないといけない、ということです!!
正直、中盤で1分以上考えたくなるような重要な変化はいくつも存在します…しかし、それらの変化で時間を使ってしまっては、終盤になって最後の決戦もできずに時間切れ…なんてことがかなりの確率で起きてしまいます…
指し手が決まらない時ほど早く手を動かす、ということだけは3切れをやるにあたって意識しておくべきです!!
極論を言えば、ある程度最善を指そうとすることを妥協して終盤で勝負できるだけの時間を残す、というのが一番勝率の高い選択になると思われます…
さいごに
・序盤はYouTubeで鍛える!!
・中盤は実戦がものをいう!!
・終盤は時間ごとに戦略を変える!!
最後に、この3点が今回お伝えしたかったことです!少しでも参考になれば幸いです!一緒に3切れを楽しみましょう!!
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